削減観点 解説
ハードウェア・ソフトウェア |
A1 |
サーバの統合や削減 |
サーバの全体構成や使用率、ピーク特性等を把握した上で、サーバの統合や削減等を行う。 |
A2 |
端末の統合や削減 |
端末の全体構成、使用率、ピーク特性等を把握した上で、不要な端末削除や同一端末への機能集約を行う。 |
A3 |
専用機器の標準機器へのリプレース |
特定の情報システムのみで利用可能な専用端末、専用プリンタ及び専用通信機器などの機器類を、一般に市場で調達可能な標準製品にリプレースする。 |
A4 |
周辺機器の削減 |
プリンタ等の周辺機器について、使用率、ピーク特性等を把握した上で不要な機器の削除等を行う。 |
A5 |
システムアーキテクチャの変更 |
メインフレーム型のシステムアーキテクチャを刷新し、Web サーバ型などに変更する。 |
A6 |
ソフトウェアの集約や削減 |
サーバや端末等における市販ソフトウェアの利用状況を調査し、ライセンス数の見直し等を行う。 |
A7 |
オープンソースソフトウェアの活用 |
オープンソースソフトウェアへの代替可能性を検討し、ソフトウェア利用に要するコストを削減する。 |
A8 |
ハードウェア・ソフトウェアの保守条件の見直し |
保守時間帯、保守実施方法等の条件を見直し、過剰な条件を修正することで保守費用を削減する。 |
A10 |
レンタル契約の見直し |
長期にわたってレンタル契約を締結している場合に、買取り又はリース契約等への変更を行い、全体経費を削減する。 |
アプリケーション |
B1 |
保守実績の把握による工数精査 |
アプリケーション保守に関する作業実績を確認し、必要に応じて工数や生産性を見直す。 |
B2 |
利用頻度の低いアプリケーションプログラムの廃止 |
アプリケーションの機能単位等で利用状況を調べ、利用頻度の低いアプリケーションプログラムを廃止する。 |
B3 |
システム管理対象データのスリム化 |
保存期限を超えたデータを削除する、媒体に退避する等の対策により、管理対象データをスリム化する。 |
B4 |
アプリケーションプログラムの保守条件の見直し |
保守時間帯、保守実施方法等の条件を見直し、過剰な条件を修正することで保守費用を削減する。 |
運用業務 |
C1 |
運用実績の把握による工数精査 |
運用に関する作業実績を確認し、必要に応じて工数や生産性を見直す。 |
C2 |
運用業務の効率化、一元化 |
複数システムでの運用一元化や、オペレータの集約等、各種作業の見直し等により、運用業務の効率性を高める。 |
C3 |
運用作業のピーク平準化 |
リリース作業、帳票印刷、データ入力等の業務ピーク特性を把握し、運用作業のピークを平準化することで運用業務全体の工数を削減する。 |
その他 |
サービス利用料 |
D1 |
サービス内容の見直し |
ASP、SaaS、PaaS、ホスティングサービス等について、利用実績等を勘案してサービスの必要範囲を見直す。 |
ネットワーク |
D2 |
ネットワークの統合 |
ネットワークの全体構成や使用率、ピーク特性等を把握した上で、ネットワークの統合や削減等を行う。 |
D3 |
ネットワークの保守条件の見直し |
保守時間帯、保守実施方法等の条件を見直し、過剰な条件を修正することで保守費用を削減する。 |
施設 |
D4 |
データセンタの統合や条件見直し |
複数データセンタの集約、政府共通プラットフォームへの移行等を検討し、データセンターへの経費を削減する。 |
関連経費 |
D5 |
関連経費の見直し |
研修、ヘルプデスク、コールセンタ、監査、情報セキュリティ検査等について、実施回数、実施内容、実績等を勘案して範囲を見直す。 |