新産業・科学技術班

目的

 新産業・新サービスを創出するため、ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)、自動運転やブロックチェーンなどの新技術の活用や、テレワーク、IT人材育成に関する取組を推進する。

概要

 ITS、自動運転では、高齢化が進む地方、中山間地域や高度成長期に整備された老朽化した大規模住宅団地など、高齢化が進み人口が減少している地域等での移動手段の確保のため、自動運転車による新しい移動サービスが地方における生活や物流の新しい足になることで、地方の人々の暮らしの基盤を支えていく。また、新技術として注目されているブロックチェーンでは、対改ざん性や透明性の高さをメリットとした官民の取組を促進する。テレワークの普及に当たっては、関係省庁が連携し、ガイドラインや表彰等の普及啓発を推進する。さらにIT人材育成では、AIやIoTなどの最先端技術の研究開発と利活用を進める高度かつ専門的人材の育成と国民全体のITやデータに対する理解底上げを図っていく。

  • ITS、自動運転の推進

    自動運転の実現に向けて、ITS・自動運転に係る政府全体の戦略である「官民ITS構想・ロードマップ」をとりまとめると共に制度面では政府全体の見直しの方針である「自動運転に係る制度整備大綱」のとりまとめを行っている。また技術面では、各府省の行う実証実験のとりまとめを行っている。このような取組により、2020年度までに地域限定で自動運転移動サービス等を実現する。

  • ブロックチェーン及び分散台帳技術の促進

    ブロックチェン技術及び分散台帳技術は、中央管理機関や第三者機関を通すことなく、高い信頼性や透明性を保ちつつ個人同士が、インターネット上で直接取引することを可能とする技術。この技術は、対改ざん性に強く、透明性が高いというメリットから登記や身分証明書などの行政分野、サプライチェーンの管理や、電力取引などのサービス部門での展開に大きなポテンシャルがあり、今後官民を問わず幅広く活用される可能性があるため、各府省庁と連携して支援・促進する。

  • テレワークの推進

    テレワークの普及に向け、国家公務員については、2020年度までに、必要な者が必要な時にテレワーク勤務を本格的に活用でき、リモートアクセス機能の全府省庁での導入実現を目指している。そのため、関係府省庁と連携して、計画的な環境整備を進めると共にテレワークを行っている職員であってもその他の職員と遜色なく業務を遂行できるよう、府省庁内で行われる会議への遠隔参加(Web会議)が可能となる環境を順次整備する。

  • IT人材育成の推進

    IoTの普及に伴うデータ流通を下支えするネットワークインフラについて運用管理・制御技術等を有する人材や、技術開発のみならずデータ活用に係る専門的な知識等を有する人材の育成に各府省庁と連携して取組んでいる。さらに、情報セキュリティの人材育成も急務であることから、サイバーセキュリティ戦略等に基づき、各府省庁と連携して人材育成の推進に取り組む。

これまでの主な成果

  • ITS・自動運転に係る政府全体の戦略である「官民ITS構想・ロードマップ」を、2014年にIT総合戦略本部にて決定。以降、ITS・自動運転を巡る最近の情勢変化等を踏まえ、これまで4度改定(IT総合戦略本部決定)。
  • 官民ITS構想・ロードマップ2017及び未来投資会議等の決定を受けて、「自動運転に係る制度整備大綱」を2018年4月にIT総合戦略本部にて決定。半年に1回フォローアップを実施。

今後の主なマイルストン

  • 2020年まで
    ・高速道路における自家用車の自動運転(レベル3)及び限定地域での無人自動運転移動サービス(レベル4)実現に向けて、制度面での課題、社会受容面での課題、技術・インフラ面での課題に取り組む。
    ・テレワーク導入企業を2012年度比で3倍、テレワーク制度等に基づく雇用型テレワーカーの割合を2016年度比で倍増
  • 2020年台前半
    ・高速道路でのトラックの隊列走行(レベル2以上)の実現を目指す
  • 2025年目途
    ・高速道路での自家用車の自動運転(レベル4)及び限定地域での無人自動運転移動サービス(レベル4)の全国展開を目指す