新産業班

目的

 新事業・新サービスを創出するため、企業活動、消費者行動や社会生活にイノベーションが創出される社会を実現するとともに、ITベンチャーの起業や世界レベルで競争力のある専門企業群を実現する。

概要

 新事業・新サービスを創出するため、企業が保有する顧客情報、個人のライフログ情報など、社会や市場に存在する多種多量の情報、いわゆるビッグデータを相互に結び付け、活用することにより、新ビジネスや官民協働の新サービスが創出され、企業活動、消費者行動や社会生活にもイノベーションが創出される社会を実現する。また、ITを積極的に活用することにより、広く国民が起業家精神を発揮できる社会を構築するとともに、いわゆる、「オープンイノベーション」の推進等により、新事業・新サービスを創出するITベンチャーの起業や世界レベルで競争力のある専門企業群を実現する。

  • ビッグデータ利活用による新事業・サービスの促進

    今後、IoTやAIの更なる進化により、実世界とサイバー空間が相互連関するサイバーフィジカルシステム(CPS)が実現され、全ての産業においてデータを核としたビジネスモデルの革新が生じることが予想される。これを踏まえ、行政や民間企業等のデータの分野横断的な流通を促進するため、データ流通市場の創出など、今後のビジネスモデルの在り方を見据えた産業横断的なルール策定や、企業における積極的なIT・データ活用等を株式市場が評価する仕組みの構築、企業間連携を促進するための産学官連携による協議会を創設し、分野別の取組を推進するなど、データドリブンイノベーションが創出される環境の整備を進める。

  • 起業家精神の創発とオープンイノベーションの推進

    既存のベンチャー支援策の継続的な実施のみならず、地域におけるITスタートアップファンドの創設を含めたスタートアップ支援環境の整備のための協議会の設立等のリスクマネー供給の仲介機能の強化、金融手法を活用した新たな人材育成方式の導入、国のIT調達におけるベンチャー企業の活用など能力のある者が活躍できる環境の整備、シリコンバレーとの連携、中小企業におけるクラウドなどのIT利活用の促進など、起業家精神を創発するための取組を推進する。このような取組を統合して実施すべくとりまとめた、「起業家精神を創発するIT関連施策パッケージ」を広く社会に展開すべく、更に推進する。

  • 地方創生に資する街づくり実証プロジェクト等の成功モデルの普及展開

    地域産業の活性化及び住みやすさの向上を図り、2020年までに「実感できる地方創生」を実現するとともに、我が国の経済再生に貢献するため、ICT街づくり推進事業などの実証プロジェクトにおいて得られた成果や地方創生に資する先進的な地域情報化の先進事例(成功モデル)のうち、①具体的な成果が上がっている分野、②今後の普及展開が見込める分野について受益者の範囲や事業性の観点を踏まえて重点化して普及展開を推進するとともに、マイナンバー制度の導入による公的個人認証サービス等も活用し、自立的・持続的な事業運営(事業化)を目指す。

これまでの主な成果

  • 「若手IT経営者との意見交換会(計6回:平成25年12月~平成26年6月)」におけるご意見を踏まえた関係省庁への政策提案
  • 起業家精神を創発するための取組を推進するべく、関連施策をとりまとめた「起業家精神を創発するIT関連施策パッケージ」第一版の策定(平成27年10月31日 内閣情報通信政策監決定)
  • 「起業家精神を創発するIT関連施策パッケージ」第二版の策定(平成27年3月31日内閣情報通信政策監決定)

今後の主なマイルストン

  • 2015年まで
    CPSの進化による国内外のビジネスモデル・技術革新を踏まえた今後の対応の方向性と具体的な課題解決を産業横断的に進めるための「CPS推進協議会(仮称)」の創設
  • 2015年度まで
    中小企業におけるクラウド等のIT利活用の促進(体制の整備、ベストプラクティスの普及等による、利活用促進のための基盤固め)
  • 2020年度まで
    中小企業におけるクラウド等のIT利活用の促進(地域のITコンサル人材と中小企業支援機関のネットワークや整備した体制の活用による、更なる利活用促進)